sakae-mura

長野県で3.12東日本大震災の翌日に地震があったことを記憶している人は少ないと思います。

でも、この地震はかなり大きい地震でした。
長野県栄村で震度6強、気象庁の推計震度分布によれば、長野・新潟県境の比較的広い範囲で震度7相当の揺れがあったと考えられるそうです。

今回は、2011年3月12日長野での地震について調べてみました。

長野 地震 3.12

この地震は、「長野県北部地震」と呼ばれています。
2011年3月12日3時59分15秒頃、長野県北部の新潟県との県境付近で発生し、
震源の深さは約10km、マグニチュード6.7の地震でした。

栄村で震度6強、野沢温泉村で震度5弱、飯山市で震度4を記録しました。

また、震度5以上の余震が5回も記録されています。

栄村の総人口の90%にあたる804世帯2042人に避難指示がだされ、一時約1700名余が避難していたということです。

また、地震後の避難生活中のことということですが、3人の方がお亡くなりになられています。

このように、長野県北部地震は、東日本大震災の翌日に発生したため、東日本大震災の報道に隠れてあまり記憶に残っていないと思いますが、結構大きな地震でした。

みのもんたさんも「みのもんたの朝ズバッ!」で「これだけの被害が出ているとは、私たちも気づかなかった」と言っていたそうです。

遠方誘発地震

長野県北部地震は、東日本大震災に誘発されておきた遠方誘発地震だそうです。

巨大地震から誘発されてその震源から離れた場所で発生する地震のことを誘発地震といい、
特に本震から遠方の地域で誘発された地震を遠方誘発地震と呼ばれています。

他に、3月15日の静岡県東部地震、6月30日の長野県中部(松本市付近)の地震も東日本大震災に誘発されておきた遠方誘発地震と考えられています。

東日本大震災の影響は、長野や静岡にも及んでいたんですね。

長野県北部地震という名称

長野県北部地震は、新潟・長野県境地震、信越地震、栄大地震、栄村大震災とも呼ばれています。

長野市の鷲沢正一市長は、風評被害が広がるため、栄村地震にしてほしいと言ったそうです。

確かに長野市では、ほとんど被害がなかったようですね。

長野市観光課よれば、善光寺の観光客数が3月、前年同期の約47%の約12万人に落ち込んだそうです。
約半分ですね。

確かに地震があると、観光地が厳しいですよね。
倒壊した建物の撤去とか、物理的な復興以外にも、観光客を取り戻す努力が必要になってきますよね。

これからスキーシーズンですので、がんばってほしいですね。